- 複合多層構造の改善により耐荷重性能が向上
- 新プラズマ源採用で従来より低温処理が可能
- 量産時のプロセスの信頼性が向上
- 最大処理寸法φ350×500mm
HV-DLC は先進のプラズマブースタースパッタリング (PBS) とプラズマ CVD の
ハイブリッドプロセスによる DLC 硬質膜です。
新プラズマ源装置の導入により、HV-DLC シリーズの受託加工を開始しました
基本特性
商品名 | 膜種 | 硬さHIT(GPa) | ヤング率 Eʼ IT(GPa) | 摩擦係数 ( 対鋼 ) | 標準膜厚(μm) | 適応分野 |
HV-DLC-α | a-C:H | 26 | 216 | 0.1-0.15 | 3~5 | 摺動部品・金型・治工具 |
HV-DLC-β | a-C:H | 11 | 105 | 0.1-0.15 | 3~5 | 摺動部品・金型・治工具 |
試験結果
ファビリ焼付き限界荷重試験
基材への影響
・アルミ合金への処理結果 ( 硬度 )
処理前硬さ:120HV
処理後硬さ:120HV
処理温度:180℃以下
アルミ合金部品
電子部品実装機部品
*上記数値より本処理は低温で行うため、基材に対して温度的な影響が極めて低い。