コーティング前確認事項
お見積もりやご注文前、以下項目をご確認の上ご相談頂ければスムーズにご対応可能です。
- コーティング必要箇所(図面上に記載)
- 用途(可能であれば。コート種類の正確な選定に有効です。)
- その他確認事項
製品標準設置方法
特別にマスキング等のご指定が無い場合、以下のような設置方法で製品を治具に取り付けます。
回転テーブルに据置き、または立てかけて設置する場合
製品の形状や条件よりますが、設置面には成膜されず、境界面に若干薄い膜が発生する場合がございます。
⽳もしくは、ねじ⽳で立てるまたは吊るす場合
製品に丸棒等の治具を差込み、固定するため、穴内部へのコートはされません。
クリップ状の治具で挟み込む場合
製品の形状や条件よりますが、挟み込み箇所は成膜されず、
クリップ周辺は製膜されない箇所や膜が薄い場合がございますのでご相談くださいませ。
※マスキングが必要な場合こちらをご確認ください。
※全面コートが必要な場合こちらをご確認ください。
マスキング(指定箇所のみコート)が必要な場合
弊社通常マスキング
既成治具を利用することから、
若干マスキング境界に薄膜が着くする場合がございますのでご相談くださいませ。
指定外箇所へが厳密な場合
マスキング専用金型を別途製作または、
特殊条件でのバッチ処理にて通常処理よりも厳密にマスキングを行います。
全コートが必要な場合
DLCコーティングの際、製品は通電している必要があるため、
全コート指定でもごくわずか成膜できない箇所がございます。
全面コートが厳密な場合、弊社GLCコーティングをお勧めいたします。
その他確認事項
処理有効範囲の確認
製品の最大処理サイズはφ650mm×高さ500mmの範囲内となります
コーティングチャンバーテーブルφ650mm 上面図
6テーブルφ200mm
コーティングチャンバーテーブル500mm 横図
製品が重量物である場合
重量物等は通常独自のセッティング機械を利用し安全にチャンバーへ設置いたします。
内径処理の場合
内径は細く、長い程、奥へのコーティング膜が薄くなる傾向がございます。
内径への特殊処理も対応可能です。ご相談くださいませ。
製品を治具に吊り下げてコーティングを行う一例です。
弊社独自の治具と製膜条件により、複雑形状や大型、薄肉の製品へのコーティングが可能です。